●米軍基地
沖縄の米軍基地
沖縄は、太平洋戦争後の約30年間、米軍統治下におかれてきた歴史があるので、基地反対派が少なくありませんでした。
沖縄県政も、戦後は屋良知事を筆頭に革新県政が長く続き、時折経済発展の諸問題のあおりで保守政権が交互で前面に出てきたことがあったものの、それらを地盤とする主義や思想によって大きくぶれてしまうことはあまりありませんでした。
”これは現在の那覇基地(331号線沿い)。復帰以前は米軍基地だった。”
特に太田知事以降、その革新の色は濃く出て、平和の礎の建設、沖縄の伝統文化を発展保護する施策を最優先する流れが顕著になっていきましたが、折も折でバブル崩壊。経済不況にさらされて保守的な流れに追い風が吹いて、現在の状態(稲嶺県政)にいたることとなります。
アメリカで起こった同時多発テロ以降は、米軍基地問題に対する関心度も低くなりました。声高に反対を唱える主義も影を潜めるような雰囲気になって昔にくらべ今はそんな意思表示をする人々は激減しています。
労働組合組織の運動も沈滞気味です。組合員の減少も影響しているからでしょう。
基地には反対であるとの意見を主張する人々と新しい時代の融和を説く人たち。
どれが正しくどれが間違いがあるか、というステレオタイプな話し方もできない時代になってきたというのが実感です。
ところで今どれくらいの人たちが真剣に基地の全面撤退を望んでいるのでしょうか。
サミット景気は一時的なぬるま湯とも言われていました。その状態につかることで本当の平和は約束されるものなのかどうか(経済効果があったかどうかも一時期疑問視されていましたが最近の動向を見ると少し持ち上がってきた観はありますね)。
基地の反対派はこう言います。
「国際人って何なんだろうか。戦争はしかたのないもので必要悪だと認識することが国際人なのだろうか?」
「基地がなくなるなんて夢物語と片付けてしまうことは簡単でエネルギーも努力も必要がなくてとても楽なこと。」
「世の中を変えていくのにはエネルギーが必要。そのエネルギー源となる活動を拒んでいては変わるものも変わっていかないのではないか。」
「大切なことは、バランスだ。皆が同じ方向に向けばどうなるか。皆が意見を言わなくなれば行き着く先はどこになるのか。これまでの人類の歴史をしっかりと見極めねば。」
日本の国家を見て沖縄を見る。
国民が沖縄を見ながら国政を考えることをやめなければ、ぼくは平和は約されると信じています。
そのためには沖縄にドンドン移住する人々が増えて欲しい。
沖縄を理解する多くの日本人が、平和の本質を掴み取ってくれるなら、これよりありがたいことはないな〜。
いつもそう考えています。