●職場で休暇願いを出したら
ある日、職場の上司(女性)に呼び出されました。
「休暇願いの内容について確認したいから執務室
に来てくれませんか」
そう言われてぎくっとしました。
休暇は
家族サービスや自宅の所用があるときなどに
できるだけ使いたいのですが、でも実際には
そうめったに使えるものではありません。
常識的に言って普通、自分が休むことによって
忙しい職場の中にぽっかりと穴を開け
他の同僚に負担となるような個人的休暇をとるなど
もってのほか!!
そういう空気が漂っているのも確かでした。
同僚同士では、お互いの権利に関わることだし
そう休暇をとる〜とらないで目くじらたててたたき合う
こともありません。
少なくとも表面上は・・・ね。
しかし上司の立場となるとそうではすまされません。
(たぶんあなたの職場もそうでは・・・?)
私は
どちらかというと他人と違っていて「従順」ではなく
上司にも反発しながら意見を伝えてきた輩です。
好かれる部下でなかったかも。
だから呼び出されもします。
「今度とる休暇の理由と内容についての説明をして欲しい」
部屋に入ってドアが閉まると、上司は穏やかな口調で
そう話し始めました。
私は
悪びれることなく淡々と休暇をとる訳を話しました。
さすがに上司ですから、
私の個人的でもっともな理由を聞いたところで
納得するはずもありません。
しばらく意見を言い合う場面が続きました。
20分以上堂々巡りの議論が続いた後
ついかっとなって
「仲間の間では休暇の取り方にあれこれ指導を入れるあなた
(○○上司)のことを不満に思って噂にしている人もいるんです
よ!。」
なんて つい
口走ってしまいました・・・・。
穏やかだった上司の表情が
一瞬にしてこわばりました。
ぞわ〜 (びびりました)
「誰がそう言ってるのですか?!」
「それは誤解ですよ。私はできるだけあなた方の権利
を尊重してきたつもりです。」
「あなた方の立場や事情をくんでどれだけ言葉をのんで
言いたいことも言わずに我慢してきたか・・・それを
知っているのですか?」
私は凍り付きました。
女性だからと甘く見ていた自分が、そこには居ました。
すみません、
すみません、
とあわてて弁解してしまう自分が居ました。
逆鱗に触れることを言ってしまったのだ
そう悟りました。
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翌日その上司と私との間には気まずい雰囲気が漂って
いました。
失敗した。失礼なことを言ってしまった。
私の気持ちは後悔でいっぱいでした。
とるはずだった休暇もついにキャンセルしました。
昼の休憩時間になり
事務室近くで上司とすれ違いざま上司に呼び止められました。
「昨日は眠れなかったです」
と上司。
「本当にすみませんでした。僕が悪かったです。」
「色々考えてあれはやはり僕のほうが非常識でした。」
と私。
「決してあなたの権利をはぎ取るつもりはないのです。
少なくとも事前に相談が欲しかったんです。みなさんに
もその誤解がないことを願うのですが」
と上司。
頭を垂れて、私は上司に許しを請いました。
一応それでこの件は収まりましたが
私の言ったあの言葉が
上司の心にどのような傷を負わせたのかが気になって
今でも不安です。
その後上司は明るく振る舞ってくれていますが
私の気持ちは晴れません。
今回ほど
大人になれていない自分を恥じたことはありませんでした。
あのような私でも
今、上司が受け入れてくれているならばありがたいことですが
それに甘んじることはすまいと思います。
「口が滑る」ということ
気持ちにきちんとした構えがないとそれは突発的におこります。
あなたが知的な社会人を目指すなら
決して私のようなことにならないよう
気をつけて下さいね。
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