●サトウキビ
サトウキビ
サトウキビを沖縄の基幹作物にあげる人は多いでしょう。
砂糖の原料になります、これ。
ぼくの住んでいた実家の近くには製糖工場があって、季節(春)になると工場からとてもよい香りが漂ってきておもわず鼻をすすることがありました。
住んでいる地域もサトウキビ生産農家がほとんどでしたから、刈り取り作業があるだの、親戚同士で作業日程の打ち合わせがあるだのの話題が飛び交ってました。
学校へ登校する道すがら、道端の畑からはみ出ているサトウキビの葉っぱで遊んだり、ときどき失敬してかじったり(笑)して味を楽しんでました。おししかったですよ。(その後お百姓さんに追っかけられたけど。)
ただこのサトウキビ栽培、近年生産農家も減少し、だんだんと野菜栽培や花卉栽培に移行してその主流の座を明け渡しつつあります。沖縄の代表作物の危機です。
実はサトウキビの栽培と収穫で費やす労力と収入が引き合わないのが原因でかなーと思ってます。
「ハルサーやあわりどー!」(百姓は苦労が多いぞ〜)
と、ほとんどの農家の方が他人にはサトウキビ栽培をあまりすすめない、という話もあります。
・刈り取り移動する畑の面積も広いし、
・機微を束ねる技術も熟練が必要だし、
・束ねたサトウキビを肩に担ぐのも重いし、
・作業日数が長い・・・・・。ふうううう。
でもね・・・・・。これって沖縄のゆいまーる精神でどうにかここ最近まで続いているんです。
ご近所お知り合いや、仲間の助け合い精神で、成り立つ作業なんです。
「おじさんのところから先に刈ろうねー。」
「うん、いいよ。これがおわったら、お前の畑の番ね〜。」
「ああ、お願いするサーね。おじさんありがとう。」
ってなわけで近所の先輩後輩、おじさんおばさん子ども大人が助け合うわけ。

”サトウキビ畑にススキ”
でもね、時々思うんですねえ。
サトウキビ生産農家の減少って、ほんとはここのところが昔と変わってきたからなのかなって。
ゆいまーる精神が薄れてきている・・・・・・・。
NHKの「ちゅらさん」が大ヒットしましたが、あのような家庭や近所のおじさんやおばさんたち、そしておじいやおばあたちが今でも健在なら、サトウキビ畑の農作業も辛くないのかも知れないです。
いつまでもそうあって欲しい沖縄です。