スポンサードリンク

« 2007年01月 | メイン | 2007年05月 »

2007年03月15日

●介護士か家族か

春 3月へ突入。異動の時期も重なりあわただしい月。


季節の変わり目に差し掛かって、体の調子を崩してしまっている
方も多いなか、いかがお過ごしでしょうか。


健康についてはいつでも気にかかるものですよね。どうかご自分の
身辺にも留意されて、いつでも健康、はつらつな毎日を過ごせるよ
うにご用心ください・・・。

---
さて、
つい先日、とある方から私信メールをいただきました。


そこには、団塊世代の沖縄移住に関してご意見がつづられていて、


大方、
「移住しても福祉施設・デイサービス・在宅サービスがあり、制度
も整っているので上手く利用すれば、そこまで難しいことはない」

とのご意見でした。


確かに、島専科サイトには老後の移住については批判的な内容も
書いています。


その不安について何度も取り上げています。


メルマガでも以前書きましたね・・・。


意見を寄せてくださった方は、現に介護の職に就いている方であり、
示された根拠については、すべて納得できることばかりで、私自身
なるほど~と不勉強さを反省させられました。


20代の若いバリバリ現役の介護士の方ですが、


真剣に老後の移住を考える方々の想いに寄り添って主張されている
その文面に、すごく感動しました。


シニアの方々を常に目の前にしている方だからこそのご主張でした。

---
この方のメールの中には、さらにハッと気づかされる内容がありま
した。


「★血縁や家族の世話になることが必ずしも幸せとは限らない。★」


現場で介護に従事し、お年寄りたちの実態はもちろんのこと、預け
る家族たち、即ち息子や娘たちの実態について知っているからこそ
のご意見であり、主張です。


これ、どんな意味か想像できますでしょうか・・・・。

---

一時期、介護に従事する介護士の老人虐待が社会問題になったこと
がありました。


TVなどマスコミがこぞって介護士や、福祉施設の制度を批判、勤務
体制についても問題点を取り上げて攻撃するような風潮が広がりま
した。


ところがマスコミはこれと同等に、老親を施設に預ける娘や息子た
ち、つまり、預ける側の血縁・家族の実態を同時には伝えなかった
のです。


介護士たちは日々奮闘しています。
もちろん、言うことを聞かない認知症患者に辟易して感情でぶつかっ
てしまう介護士もいました。(訪問したとき目前で見てしまった)。


でもそれが介護士たちのすべてではないのです。


今は倒れて床に伏す母も、12月までは施設にお世話になっており
二人きりで話すときには介護士の優しさに感謝していると話してい
ました。


真心で接してくれている介護士
信念をもってこの仕事に打ち込んでいる介護士も、現に存在するの
です。


ひょっとしたら、家族なんかより介護士のほうが親切で思いやりが
ある場合だってあるのです・・・。

---

しかし、
島専科で私が書いてきたことには、少々説明が足りませんでした。


老後の移住がなぜ心配なのか。


息子娘家族とは険悪な関係だという人は、世話になる施設の介護士
という救いがあるので、割り切って施設に入ることも容易かも知れ
ません。そんな意味で言うなら沖縄移住は心配いらないでしょう。
ある意味血縁の関係ですでに「あきらめがついて」いますからね。


しかし、通常の関係、つまり社交辞令的にでも最低限の親子の血縁
として、娘や息子夫婦との関係が成り立っている方の場合はどうか。


どうしても気遣いや遠慮が出てきませんか?
でも本音では家族にそばにいてほしいとか、会って話したいとか、
心のぬくもりを求めてしまいませんか?体が弱って自由が利かなく
なってくればなおさらです。


「子供に迷惑かけるつもりはない!」と、意地を張って移住する必要
がありますか?


本当にそれでいいのですか?


身近で孫の顔を見て癒されることは多いものですよね。


その孫たちとも離れる生活・・・・沖縄移住。


私が言いたいのはこのケースに含まれるほうで言う不安なのです。


団塊世代が移住する場合の、大きな「心の」不安なのです。