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2007年12月11日

●素直な心

ばたばたしながらの毎日が続いています。


数年前を振り返ってみると、仕事はもちろんのことプライベートで
も毎日大忙しの日々。


老いた父母との間はどうかというと、月に1回程度しか会わない状
況が長く続いていました。

会うのも義務的な気持ちで・・・ということがほとんどでした。


でもそんな数年前の状態と今とでは、少しずつ様子が変わってきまし
た。互いの心の距離も縮まりました。


険悪な仲であった父と仲直りできるようになってからは、本来の親子
の関係が普通に成り立つようになってきています。


今では、認知症の父と話していると和みます。だって認知症でなかっ
た頃の父と今の父は全然違うのですから。


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「老いると人は変わる」という人がいます。


逆に


「老いても人は変わらない」という人もいます。


そのどちらが正解かということは別として、今、目の前にいる私の
父を見ていると、本当に変わったなあとつくづく思います。

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会いに行く都度に、父とまず話題になるのは母のことです。


昨年に倒れた母。脳挫傷で意識がないので、父を1ヶ月に1度は見
舞いに連れて行って会わせるのですが、


数日経って実家に訪れた私と会うたびに、父には母と会った記憶が
無くなっていて、「まだ全然会ってないから今度はぜひ会わせろ」
とせがまれます。


記憶が脳に留まる時間が短くなってきて、会っていても会った感覚
が残らなくなっているんですね・・・。


母への想いなど、語ったことのない父です。照れ屋な世代なので強
がって心の内を素直に語ることも、過去40年さかのぼってさえ私
の記憶にあまり残っていません。


そんな不器用な、ぶっきらぼうな、気むずかし屋の父が、


認知症となった今では、素直に、自分の妻に会いたいから会わせろ
と言うようになっている・・・。


その姿を見るようになって、なぜか父を本当の意味で愛おしく思え
るようになっている気がしてなりません。


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あなたも


自分の家族の未来や、自分の家族との関わりの形の変化を予測でき
ないでいると、


沖縄に移住してから後、本当に心が癒されるのかどうか、皆目見当
が付かないはずです。


不安をかかえたままの見切り発車になるかもしれない、そんなリス
クをかかえてまであなたは移住を志すのでしょうか。


今関わっている家族。そう、あなたの愛する家族たち・・・


妻 夫 息子 娘 孫


大切な身内の人たちの心の中に「植え忘れたもの」があると、移住
先でも幸せになれるのかどうか、そこも全く未知数です。


あなたには、そんな忘れものはないでしょうか。


年長であるがゆえに、若年者に対してあるいは目下の人々に対して
意志や信念を高々と掲げ、かたくなになる気持ちもわからないでも
ないのですが、


そんなときにこそ「素直」になれば、家族の人々は素直なあなたを
愛おしく思うことはあっても軽蔑することは決してないでしょう。

遠回しに言わないで。
ストレートにあなたの心を打ち明けてください。


苦楽を共にした身内だからこそ、信じてあげてください。


だって離れて暮らしても、強がって避けていても
あなたにとって、一生、唯一無二の大切な家族なのですから。

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