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 今年1月26日、
沖縄移住★島専科!読者の方から次のようなメッセージを頂きました。MWさんです。他都道府県在住者の方であり、沖縄の方ではありません。このメールを抜粋してあなたに贈るのは、違った視点で沖縄にまなざしを送っているお一人の女性、沖縄をいとしく想ってやまないMWさんの想いを紹介したかったからです。ぜひ読んで下さい。私と同じ沖縄の方々、私たちは何をすればいいのでしょうね。考えさせられるメッセージです・・・・・。
MWさんのメール1月26日「大河ゆい様」

はじめまして。突然のメール失礼致します。サイト拝見させて頂きました。とても共感出来る内容で、沖縄移住を考える方に絶対見てほしいと思いました。


ゆいさん自身が見てほしいと思って立ち上げたサイトですから当然ですよね(笑)。いや、本当に伝わってくるものを感じます。


私は○○県に住む○歳の○○○○○○○○です。生まれと育ちは東京の新宿で、結婚するまでの26年間は新宿に住んでいました。


新宿にも閑静な住宅街や都会らしくないような場所もありますが、私はバリバリ新宿駅徒歩7分、高層ビルや歌舞伎町が遊び場…なんてかなり信じられない土地に生まれ育った人間です。


沖縄との出会いは学生時代、ダイビングに西表島を訪れたのを最初に、その後付き合った彼氏が沖縄県出身って事もあったので幾度となくお邪魔させて頂きました。その彼と別れた後も、沖縄の魅力にハマリ続け現在に至ります。


何でしょうか…。たったこの10数年間ですが、私にとっての沖縄は時と共に変化しています。最初の頃、都会育ちの私にとって沖縄の自然の美しさに心奪われました。


こんな所で生活出来たらなんて素晴らしいだろう…。一人で旅をする事もしばしばあり、車を運転したりホテルにも一人で泊まる経験は初めてだったので、大げさですが自立の遅さを感じたのも沖縄の旅のお陰です。悩みを抱えた時は日帰りで行った事も…(今考えるとバカです)。


ただ海を眺めたり、好きな曲を掛けながらドライブするだけで悩みが一時的に消えました。好きになれば、より沢山の事を知りたいと思うのは恋愛と同じで、自然発生的に沖縄の事を勉強し始めました。すると、やはり知らない事が沢山あり、内地の人も知らなきゃいけない事がいっぱいあるなって感じるようになりました。美しいだけの部分だけではなく、過去の犠牲や今現在も抱えている問題など、私にはどうする事もできないけれど、知る事って大切なんじゃないかと。


基地だけでも、メジャーな大きい基地意外に、少し違う道を通っただけでここにもここにも…。でも基地内の仕事は大事な就職先であると、何かのTVで見ました。平和祈念公園から見る美しい海も、戦争の時には攻めてくるアメリカの船で一杯だったと知り、想像しただけで涙が出ました。皮肉や矛盾を感じます。一時は私自身も、本気で沖縄移住を考えました。でも、訪れる度に様変わりする様子を見て、「待てよ」って最近は思うようになりました。


飛行機で那覇空港を降りる間際の海でさえ、以前は真っ青だった気がします。セメントの山も、みるみる削られて…。観光客だけでも増えているのに、移住するとなると、建物も建てなければならないし、廃棄物だって増えるはず。


私が生まれ育った新宿とゆう街はご存知の通り大都会です。1日に集まる人口の数は世界一だそうです。まあ、私が生まれた時から都会でしたが、都庁移転の頃からまた増して開発が進み、昨日まで無かった建物がもうある!!ってくらいのスピードでした。私がかつて生活していた環境の景色は今や思い出せない程です。経済的に豊かな土地なのかもしれませんが、私個人に利益がある訳でもないし、はっきり言って何しに来ているの?って聞きたかったです。


私が小学校に上がる頃は、住んでいる人も沢山いましたが、開発による地上げなどで引越しを余儀なくされ、卒業後には新宿区全体で約10万人減りました。しかし、ここ数年少しずつ増加傾向にあるみたいなのですが、韓国や中国の方々の移住が増えているようです。はい。


新宿を訪れる人達は、我が物顔で歩いています。とにかくマナーが悪いです。自分の街だと思ってないからかも知れませんが、平気で汚して帰ります。その度に、清掃活動とかボランティアをするのは地元の人間です。確かに、新宿は商業の街でもあるから、来て下さったお客さんの為に街をきれいにしたりするのは地元民の使命かもしれませんが。何でしょうかねー。

新宿にも、代々古くから受け継がれ守られている小売店の老舗がありますが、商売が出来なくなった人は貸しビルにしてしまいます。だんだんと地元の繋がりが無くなってしまいました。お祭りも地元の人間だけでは神輿の担ぎ手が足りず、デパートの従業員を借りなければならないほどです。残念な事なのでしょうが、そうやって受け入れていかないかぎり活性化されないし、地元以外の人達にも協力してもらわないと成り立たない事もあったりします。

前にBEGINの比嘉さんが、最近の石垣島についてコメントしていたのですが、「内地から来た人のお店が増えたり空港も新しくなる。島は何かが変わろうとしている。島が島でなくなってしまうのは悲しい事だけれど、島の人間も変わっていかなきゃね。」(大分割愛していますが…)的な事を言っていました。

そこに何か私は、受け入れる優しさを感じました。大きく言えば、お互い歩み合ってみんな仲良くしようよ!って事なんだと思うのですが。違っていたらすみません…。でも、その優しさも沖縄の魅力の一つと私は考えます。宮古では出会う島の人みんなと言ってもいい位話し掛けて来ました。その人懐っこさは今の都会には失われてしまったものです。逆に島から離れてしまう若者は、その世間の狭さに嫌気がさしてしまうのかも知れませんが。都会は人を干渉しないので、その点の気楽さはありますけど。でもなんか寂しいような…。



沖縄の文化は、ちょっとやそっとの事では崩れないと思います。むしろ新たな事も受け入れて、日々成長して行くのだと思います。そんな風土はやはり羨ましいです。ただ、私が移住をしないと決めたのは、環境の事を考えるからです。私一人が移住をしなかった所で環境破壊は止まらないでしょうが、もし私が移住者となり環境の事を訴えたとしても、あんただって移住してきたじゃんって事になり、何の説得力もなくなります。


日本人独特の流行に流されやすかったり、やり過ぎてしまう性格が今でさえ危機的状況にあるのに、移住という私利私欲が沖縄の環境破壊を助長させてしまうのではないかとやはり心配です。だからって、何も出来ない自分が歯がゆくて、こうしてゆいさんにメールを送らせて頂いている次第なのですが…。


うちなんちゅのゆいさんの立場からしてみたら、ウェルカム精神なのに、かたや心ない移住者もいるわけで…。私は沖縄を愛する内地の人間の立場として、移住者の方に物申したい時があります。私も以前は、まるで沖縄は自分の体の一部くらいに思っていました。でも、どう頑張っても私はうちなんちゅにはなれないわけで。


こんな風に考えが変わったのにはあるきっかけがありました。3年前、うたの日コンサートを見に行った時、石川ひとみさんが出演されていたのですが、比嘉さんに紹介された時のひとみさんの第一声が「おじゃまします」って言葉でした。「こんにちは」ではなく「おじゃまします」。何と素敵な響きかと思いました。これかっ!!って。人の家に上がる時だって、おじゃましますって言うんだから人の土地に入る時だってその位の謙虚な気持ちがなくてはいけないのだと。そのさりげなさ。あくまでも、一お客さんとゆう立場であること…。移住する方は忘れてはいけない気持ちだと思います。もちろん観光客も含めて。


沢山の人が沖縄の素晴らしさを知り、今まで県内だけでは動かせなかった問題を、国民全体が取り組んだり解決できれば良いのですが。何なのでしょう。


やっぱりどこか自分の事だけで、人の事には無関心な気がしてなりません。V字滑走路だってどれだけ環境に影響があるのかわからないし解決していない問題なのに、その上続々と内地の企業がホテル建設に取り組もうとしているなんて。県民に雇用の機会を与えるのも大事かもしれませんが、移住者が増えればそれに比例するだけの雇用数が必要になるわけで。


すみません、勝手なことばかり言いまして…。決して移住する方を否定している訳ではないのですが、もう少し自粛した方が良いのではないかと。何でもバランスが崩れると、どこかに痛みが生じます。沖縄にしかない沖縄の良さは、やはり地元の人でしか守れないことなのですが、入って来た人も協力する姿勢がないと、良いものはつくれないと思っています。


長々と失礼いたしました。こうは言っても、本当はやはり沖縄移住に一番憧れています(笑)地方の人が東京に住むのと、内地の人が沖縄に住むのとでは少し背景が違うと思うので、歴史や政治的な部分をもっと勉強して、私なりの丁度良い距離感でこれからも沖縄を愛し続けたいと思います。

お付き合い頂きましてありがとうございました!!




(MWさんより頂いたメール全文です。ご本人の個人情報を守る意図により一部修正箇所があります。どうぞご了承下さい。)
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